研究課題
基盤研究(B)
B型肝炎ウイルス(HBV)の細胞侵入および感染宿主選択には侵入受容体であるsodium taurocholate cotransporting polypeptide (NTCP)およびこれと相互作用する分子が必須である。本研究ではこれを受容体複合体という概念で捉え、1) HBV侵入の多段階制御、2)感染宿主決定への意義、3) 環境リガンド認識装置としての役割、4) これを標的とした感染阻害戦略、を包括的に解析する。HBV感染のユニークな制御マシナリーの解明を通して、ウイルス感染運命決定の新たなメカニズムを提唱する。