研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的はミクログリアによるがん細胞死誘導の分子機構、およびこれを制御するグリアネットワークの本態を解明し、転移性脳腫瘍に対する革新的な治療・予防戦略を開発することである。研究アプローチとして申請者らが独自に開発したがん脳転移マウスモデルとin vitro共培養系を用いた解析を連動させ、以下に示す3段階の研究目標を3年以内に達成する。① ミクログリアによるがん細胞の認識と細胞死誘導の分子機構を明らかにする。② アストロサイトによるミクログリア機能制御の分子機構を明らかにする。③ ミクログリア制御によるがん脳転移治療・予防戦略の可能性を検証する。