研究課題
基盤研究(B)
胆道癌は死亡率の高い難治性の癌であり、日本人は発生率が高く、近年急速に増加している。なぜ日本人に多いのかは不明で、その原因究明と予防は急務の重要課題である。どのような臨床的または疫学的リスク因子がどのような変異原(がんの原因である変異の発生源)に関係するかは全く不明である。本研究では日本人と非日本人の大規模な胆道癌の変異シグネチャー解析を行い、日本人の胆道癌に特有な変異原を同定する。変異原と臨床情報との関連解析からリスク因子との関係を明らかにし、日本人に胆道癌が多い原因を解明する。変異原が解明できれば予防でき日本人の胆道癌を減らすことが期待できる。