がんの転移・再発過程で生じる細胞リプログラミング機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K02311
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50010:腫瘍生物学関連
• 研究機関: 公益財団法人がん研究会
• 研究代表者: 八尾 良司 公益財団法人がん研究会, がん研究所 細胞生物部, 部長 (80291095)
• 研究分担者: 丸山 玲緒 公益財団法人がん研究会, がん研究所 がんエピゲノムプロジェクト, プロジェクトリーダー (60607985)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2026年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円); 2025年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2024年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
• キーワード: 大腸がん / 転移・再発 / 患者由来オルガノイド

研究開始時の研究の概要

大腸がん治療法開発における重要な課題の一つに、転移・再発過程の理解が挙げられる。がんの転移過程において、がん細胞は原発巣から離脱し、遠隔組織に到達後、播種細胞(Disseminated tumor cells, DTC)として休止状態を維持したのち、再増殖することにより転移巣を形成する。本研究課題では、ヒト大腸がん由来オルガノイドを免疫不全マウスの大腸に同所移植を行い、遠隔組織のDTCからオルガノイドを樹立する。さらにDTCオルガノイドの同所移植を行い、オルガノイド樹立を繰り返すことにより、起源細胞を同一にし転移能が異なるオルガノイドセットを樹立し、DTCの特性を明らかにする。