研究課題
基盤研究(B)
本研究は、GIC特異的に神経系細胞へ分化誘導するシステムを組み込んだ脳指向性AAVの構築とGICに対して抗腫瘍活性を有するDHODH阻害剤を併用し、病巣の組織再生と腫瘍根治による”GBM丸ごと正常組織化法の確立”を目指すものである。このために、1)miR発現逆依存的に神経系細胞分化誘導因子を発現する脳指向性AAV群の構築、2)GICから機能的な最終分化した神経細胞とオリゴデンドロサイトを誘導できる遺伝子をmiR発現逆依存的に発現する脳指向性AAVの構築、3)miR発現逆依存的に神経系細胞分化誘導因子を発現する脳指向性AAVの感染とDHODH阻害剤の組み合わせによる脳腫瘍の正常組織化を遂行する。