研究課題
基盤研究(B)
エピゲノム異常は多くのがんの本質的な性質であり、メカニズムに基づいた普遍的な治療法の確立が重要な課題である。本研究はバレメトスタットの作用機序と持続定な有効性に注目する。H3K27me3とメチル化DNAを中心としたがんエピゲノム恒常性のメカニズムを解明することで持続的なエピゲノム編集技術の分子基盤を確立するために以下の研究を行う。(1)持続的作用メカニズムと腫瘍細胞の適応能力の全貌解明; (2) 適応拡大に向けた固形がん、難治がんのエピゲノムコードの解読; (3) 持続的な腫瘍免疫活性化療法の提案; (4) 発癌過程におけるH3K27me3の重要性の証明、早期治療介方法の提案