研究課題
基盤研究(B)
独自開発の多機能性細胞質型RNAウイルスベクターBC-PIVは、遺伝子発現能が最上級クラスで且つ天然の高次構造を維持した外来性膜蛋白をエンベロープ上に十分量搭載できるので画期的な遺伝子/蛋白送達のプラットフォーム技術となり得る。例えば、天然の膜結合型多量体リガンドをウイルスベクターのエンベロープ膜上に再構築し、投与することによって、当該受容体を自然な様式で活性化することができる。本研究では、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)、サイトカインやケモカインを発現するBC-PIVとの併用による万能型のがん免疫療法を確立し、現行のがん免疫療法の奏効率を大幅に上げ、人類の健康に役立てることを目指す。