がん薬物療法後の残存腫瘍における生存シグナルとがん免疫微小環境の解析

• 研究課題/領域番号: 24K02333
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
• 研究機関: 公益財団法人がん研究会
• 研究代表者: 片山 量平 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 基礎研究部, 部長 (60435542)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2026年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2025年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2024年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
• キーワード: がん / 薬剤耐性 / 分子標的薬 / がん免疫療法

研究開始時の研究の概要

本研究では、なぜ高い治療効果を示すがん分子標的薬やがん免疫療法によっても、完治ができず再発してしまうのかを詳細に解明し、この耐性の芽となる残存腫瘍を完全に排除できる様な治療戦略を開発することを目指している。特に、ドライバーがん遺伝子陽性の肺がんを中心として、治療残存腫瘍における免疫細胞を含むがん微小環境の理解と新規治療法の開発を目指す。そのために、臨床検体由来細胞株と、それらのゼノグラフトモデル、マウス肺がん細胞を正常な免疫細胞を有する同系マウスに移植したモデル、等を用いて、がん分子標的治療残存腫瘍のがん微小環境を1細胞レベルで解析し、進行がんの完治につながる様な治療標的の発見を目指す。