研究課題
基盤研究(B)
本研究では、経頭蓋集束超音波照射による血液脳関門の一過性開放術をパーキンソン病サルモデルに適用し、非侵襲的遺伝子治療法の開発に向けた基礎的研究をとおして、実用的なレベルで確立することを目的とする。パーキンソン病の際に活動性が亢進することが知られているグルタミン酸作動性の視床下核ニューロンをウイルスベクターを介した外来遺伝子導入のターゲット部位とし、inhibitory DREADDを用いた化学遺伝学的な介入操作、およびグルタミン酸をGABAに変換する酵素であるGADをrecruitすることによる、グルタミン酸作動性(興奮性)ニューロンのGABA作動性(抑制性)ニューロンへの変換を試みる。