睡眠時に新たな機能的ネットワークが構築されるメカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 24K02340
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分51010:基盤脳科学関連
• 研究機関: 大阪公立大学
• 研究代表者: 宮脇 寛行 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (40785979)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2027年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2026年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2025年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2024年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
• キーワード: 神経生理学 / 記憶固定化 / 大規模電気生理学

研究開始時の研究の概要

経験時に獲得された記憶情報は、その後の睡眠中に安定的な形へと定着される。申請者はこれまでに、記憶を獲得したあとの睡眠中に新たな海馬－大脳皮質前頭前野の機能的なネットワークが形成され、このネットワークが記憶を想起する際にも活性化されることを発見した。しかし、正しく機能するネットワークを睡眠中に構築するメカニズムは不明である。この点について本研究では、「覚醒時シータ波を介した、機能的ネットワーク構築に必要なシナプスのラベリング」「睡眠時リップル振動を介した、ラベルされたシナプスの増強」という２段階のプロセスにより、機能的なネットワークが構築されるとの仮説を検証する。