前頭側頭型認知症における自然免疫とRNA分解系のクロストーク

• 研究課題/領域番号: 24K02382
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分52030:精神神経科学関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 森 康治 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (40775318)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円); 2026年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円); 2025年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2024年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
• キーワード: C9orf72 / 前頭側頭型認知症 / TDP-43 / 自然免疫 / RNA

研究開始時の研究の概要

前頭側頭型認知症(FTD)は、前頭葉と側頭葉を中心とした神経変性により脱抑制的な行動障害や失語症などを呈する。FTDの約半数ではRNA結合タンパク質TDP-43の異常凝集が主に細胞質で生じる。遺伝性FTDの原因として代表的なC9orf72変異でもTDP-43凝集型のFTD が引き起こされる。この研究ではC9-FTDにおける病態カスケードの中心、すなわちリピートRNAやその翻訳産物であるジペプチドリピートタンパク質がどのようにTDP-43の核外漏出を引き起こすのか、その病態機序を自然免疫の観点から検証する。