研究課題
基盤研究(B)
核医学診断と核医学治療を組み合わせたラジオセラノスティクスは、個別化医療を具現化している診断・治療法であるが、使用可能な放射性核種には制限がある。本研究では、放射性ハロゲンと放射性金属標識を可能とするハイブリッド型のラジオセラノスティクス用プローブにアルブミン高親和性アルブミン結合部位を導入し、プローブの血中クリアランスを遅延させ、腫瘍への集積を向上させる。そして、従来使われてきた β 線だけではなく、近年その極めて優れた治療効果から注目を集めている α 線(アスタチン-211)治療を可能とするプローブを開発する。その後、体内動態制御により、より優れたがんの診断・治療法開発を目指す。