研究課題
基盤研究(B)
近年,脳-末梢連関という概念が拡がりつつあり,様々な疾患において個別の臓器ではなく脳と末梢,すなわち全身を診ることが疾患の理解に重要であり,有効な診断・治療法の確立にもつながると考えられる.脳-末梢連関に関わる分子としてグレリン受容体に着目し,受容体の分布および活性化状態の画像化を目的として,アンタゴニスト,アゴニストおよびインバースアゴニストそれぞれを基本骨格としたPET用プローブの開発を行い,それを用いて小動物の生体イメージングを行うことで脳-末梢連関の解明を目指す.