研究課題
基盤研究(B)
超少子高齢化社会を迎え、難治性がんや脳卒中・心筋梗塞の素因となる動脈硬化・血栓症での死亡率は増加の一途にある。これら基礎疾病には血管恒常性の破綻が密接に関与する。そこで三大疾病の根本要因や病態悪化に直結する血管細胞に焦点をおき、その病的活性化のシステム原理を解明する。先ず、ダウン症病態・動脈硬化抵抗性に直結するダウン症関連因子の非線形性を発生期から加齢に至るまでの時系列で臓器連関・血管動態の観点から見出すと共に、遺伝子ネットワークや高次クロマチン相互作用解析、ダウン症モデルマウスを用いた病態原理の検証を進める。