研究課題
基盤研究(B)
肺組織損傷時の上皮細胞分化過程において一過性に出現する細胞状態が、肺線維症や慢性疾患マウスモデルでは何らかの理由で分化能を失い蓄積されるということが近年わかってきたが、その細胞運命決定機構や、運命決定を統御するマスター転写因子は未だ見つかっていない。本研究では、既存のシングルセル解析技術を改良することでより高解像な転写因子発現パターンと遺伝子制御ネットワークを解析できる新技術を開発し、それを用いて肺傷害マウスモデルにおける上皮細胞運命決定機構を解明することを狙う。