研究課題
基盤研究(B)
炎症時に免疫細胞が血液やリンパ節からバリア免疫臓器へと遊走する現象を制御する因子には、多様性と臓器特異性があり、各炎症性疾患の特異的な治療ターゲットとなりえる。これまでに、免疫細胞の遊走制御機構についての報告は多くあるが、さらなる遊走制御因子の存在が疑われており、特に皮膚免疫細胞の遊走を制御する詳細な分子機構はわかっていないことが多い。そこで、本研究では、脂質やその関連分子に注目し、皮膚における新規免疫細胞遊走制御機構を明らかにすることで、炎症性皮膚疾患に対する新規治療薬開発のための分子基盤構築を目指す。