研究課題
基盤研究(B)
本研究では、申請者らが見出した新たなSLEの疾患感受性遺伝子、LUBACユビキチンリガーゼのサブユニットの1つであるHOIL-1L(LUBACの機能を亢進させる多型)とPLD4に着目してSLEの病態を解析する。すでに両遺伝子の変異マウスがSLE様症状を呈することを明らかにしており、本研究ではヒト、マウスの両面から両遺伝子のSLEへの寄与を検索し、治療薬開発へつなげる。本研究は申請者らの独自の知見に基づいた、患者検体、マウスモデル、バイオインフォマティクス、動物実験、遺伝子工学などを用いた包括的な研究であり、その成果はSLEの治療法開発と個別化治療に大きく貢献することが期待される。