研究課題
基盤研究(B)
RNAウイルスのエンベロープタンパク質(Envs)の高変異性と動的性質はその制御を困難にするが、Envs内には骨格を維持するための超保存アミノ酸残基も存在する。我々は、HIV-1 Envs内に超保存5残基で形成される進化的脆弱部位を同定した。本研究では、HIV-1 Envs内の超保存残基の役割を解明し、ウイルスにとって変異非許容性の急所を狙い撃ちする技術を確立する。HIV-1超保存残基の同定手法等をインフルエンザウイルスに応用展開し、本技術の汎用性を調べる。易変異性のRNAウイルスに対して構造・機能上の急所を狙い撃ちするための知見を提供し、抗エンベロープウイルス戦略プラットフォーム技術の確立に繋げる。