研究課題
基盤研究(B)
本研究は、脂肪細胞の新規ミトコンドリアNAD輸送体 (SLC25A51)に着目し、肥満・インスリン抵抗性の病態形成機序を解明し、その治療標的としての可能性、臨床的意義を解明することを目的とする。具体的には、新規脂肪細胞特異的SLC25A51過剰発現・欠損マウスの代謝表現型解析、培養脂肪細胞を用いたSLC25A51の発現調節機序の解明および機能解析を行う。また先駆的NADメタボロミクスを駆使し、ミトコンドリア代謝のダイナミクスを評価する(分担者: 中川崇)。さらに、Samuel Klein(ワシントン大学医学部内科)との国際共同研究により、皮下脂肪生検サンプルを解析し、臨床的意義を検証する。