ゲノム進化および発現型多様性を軸にした膵胆道癌個別化治療の提唱

• 研究課題/領域番号: 24K02515
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55020:消化器外科学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 海野 倫明 東北大学, 医学系研究科, 教授 (70282043)
• 研究分担者: 安田 純 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), 研究所全般, 所長 (00281684) ; 熊田 和貴 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (10370149) ; 古川 徹 東北大学, 医学系研究科, 教授 (30282122) ; 青木 修一 東北大学, 大学病院, 助教 (30844451)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2026年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円); 2025年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2024年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
• キーワード: 膵癌 / 胆道癌

研究開始時の研究の概要

切除可能膵胆道癌は、手術前に補助化学療法を行うことが標準治療となりつつあるが、治療効果は不均一で予後は未だ不良である。癌細胞集団は、微小環境や外的な治療介入による選択圧により、クローン淘汰を繰り返し、空間的・時間的クローンの多様性(intratumor heterogeneity: ITH)を獲得するが、このクローン進化により治療耐性を示すサブクローンが誕生することが治療抵抗性の一因と考えられている。本研究では、術前治療後の膵胆道癌切除サンプルを用いて、ゲノムおよび発現形質の不均一性を統合解析し、予後予測としてのITHの有用性を検討し、クローン進化に即した治療戦略を樹立する。