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助産学教育プラットフォーム構築:知識定着と臨床判断力を志向したVRとメタバース活用

研究課題

研究課題/領域番号 24K02752
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

笹川 恵美  日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (90757270)

研究分担者 井村 真澄  日本赤十字看護大学, 看護学部, 特任教授 (30407621)
新田 真弓  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (00318875)
齋藤 英子  日本赤十字看護大学, 日本赤十字看護大学, 教授 (90375618)
春名 めぐみ  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00332601)
小山 博史  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (30194640)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2029-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2028年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2025年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードバーチャルリアリティ / メタバース / 助産学 / 母性看護学
研究開始時の研究の概要

本研究は、助産学教育の長期的な知識定着と臨床判断能力を志向するため、バーチャル・リアリティ(VR)とメタバースを活用して複合的な教授法の開発を進めるものである。VR教育教材は、学生の知識獲得や習得が困難な解剖生理や手技に係るテーマでCGアニメーション動画を用いたVR教材を開発し、意思決定支援で判断が困難なテーマで360°カメラ撮影動画を用いたVR教材を開発する。また、メタバースを使ったアクティブ・ラーニングのプラットフォームを構築し、助産学分野におけるシミュレーション教育モデルを創出する。その後、これらのデジタル技術を複合した教育モデルの効果を検証し、助産学教育の導入に向けた実現可能性を評価していく。

研究実績の概要

本研究は、助産学教育における学生の知識定着および臨床判断能力の向上を目的として、デジタル教材の開発と、国内外の学生がメタバース空間において共に学習できるプラットフォームの構築を目指すものである。
令和6年度は、専門家との協議により学生のニーズを捉え、分娩時の胎児回旋をテーマにデジタル教材の開発に取り組むこととなった。胎児回旋の理解は、分娩経過のアセスメントや臨床判断において極めて重要であり、助産師国家試験においても頻出の知識であるが、胎児の回旋は可視化できないため、矢状縫合・大泉門・小泉門と骨盤内腔との関係性は初学者にとって理解に時間を要する。そこで、バーチャル・リアリティ(VR)コンテンツ開発者との協議を重ね助言を得ながら、スマートフォンで操作可能な三次元(3D)および拡張現実(AR)による胎児回旋モデルのプロトタイプ制作を依頼した。本アプリケーションはQRコードを読み込むことで、スマートフォン画面上に骨盤と胎児が浮かび上がり、360度回転させながら胎児回旋の様子を視覚的に確認することができる。これにより、学習者は分娩のメカニズムをより直感的に理解することが可能となる。本アプリケーションを体験した25名(助産師教員7名、助産師15名、学生2名、その他1名)のうち24名(96%)が使いやすさを評価し、今後の助産学教育への応用に意欲を示した。
また、メタバース空間には仮想分娩室を試作し、分娩台や医療者のアバターを配置した。分娩室内には大型の額縁を設置し、今後は教材投影用のホワイトボードとして活用する計画である。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

当初の計画では、令和6年度中に文献レビューおよび研究チーム内での協議を通じて研究デザインを決定し、デジタル教材を用いた教育方法が、助産師学生の知識定着および臨床判断能力に与える影響を評価するための研究倫理審査を完了する予定であった。
しかし、教材内容の選定に時間を要したため、当初の進捗計画には達することができなかった。一方で、令和7年度に作成を予定していたデジタル教材を前倒しでプロトタイプとして試作し、助産学への応用可能性を探ることができた点は、今後の研究遂行において前向きな進捗とも考えられる。

今後の研究の推進方策

今後の計画としては、費用対効果の高い学習場面を選定し、デジタル教材とメタバース空間上の仮想分娩室を統合することで、助産学教育における新たなプラットフォームの基本構造を構築する予定である。
まず、基本的な教育環境において、学生の知識定着および臨床判断能力を測定するための研究計画書を策定し、研究倫理審査委員会の承認を得ることを目指す。その事前段階として、既存の文献レビューや専門家へのインタビューから得た知見をもとに、評価指標を設定し、研究計画書に組み込む。
デジタル教材に関しては、VR教材の開発を担う外部業者を選定し、定期的な協議を重ねながら教材の内容や表現方法を具体化し、学習目的に応じたアプリケーションのバリエーションを段階的に拡充していく。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] デジタル技術の助産学への応用2024

    • 著者名/発表者名
      小山博史、江藤正人、足立吉隆、春名めぐみ、笹川恵美、宮坂健太朗
    • 学会等名
      第38回日本助産学会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2024-04-11   更新日: 2025-12-26  

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