研究課題
基盤研究(B)
近年の分子遺伝学の進歩により、単一細胞レベルでRNAの種類と量を計測すること (single cell RNA sequencing法) が可能になってきており、神経細胞への応用も始まっている。本申請課題の学術的独自性は、電気生理学的特性、および単一神経細胞の遺伝子特性と、申請者らが世界で初めて成功したドーパミン神経細胞の経シナプス性順行性標識)を組み合わせて、神経細胞識別型神経回路解析法を開発することである。これは新しい神経回路解析法としてドーパミン神経細胞のみならず多くのmodulatorタイプの神経回路解析に応用できるため、これまで不明であった多くの神経システムの解明に繋がる。