研究課題
基盤研究(B)
動脈硬化の予防・改善は、心血管疾患予防と強く関連するため、世界的急務課題である。近年同定されたAdrenomedullin-2 (ADM2)は、血管作動性物質であり、動脈壁硬化度に影響する。本研究は、1) ADM2は新規運動応答性物質か、また、最大応答条件があるか、2) 運動に伴うADM2増大は動脈硬化度低下と関連するか、3) ADM2は、従来の重要因子である一酸化窒素と動脈に対し相互作用的な役割を有するか、検証し、運動が動脈硬化を予防・改善する生理学的機序をADM2の観点から解明する。これにより、効果的な運動方法と簡便性の高い運動応答性の生体評価指標の開発・確立、創薬や機能性食品への応用が期待できる画期的かつ新規性の高い学術研究である。