研究課題
基盤研究(B)
知覚判断能力には心の状態すなわち自信が関与し,自信を含むメタ認知システムは意思決定システムと閉ループを形成していることが明らかになりつつある。しかしながら,既存の報告では,自信度の評価は内省報告のみに限定されており,客観的な自信度の定量化に関する技術提案は行われていない。申請者はこの問題に対して,非侵襲的かつ脳神経系多階層性を考慮した脳機能計測を用いて,内省報告に頼らない自信度の定量化を行う。また,この定量化手法を身体教育に発展させ,知覚判断における自信に介入する手法の開発を行う。本研究は,将来的に心の状態を理解し「心技体」を調整できるデジタルトランスフォーメーション身体教育へと繋げる。