研究課題
基盤研究(B)
肥満や糖尿病などを基盤とする代謝性肝疾患の罹患率が急増しており、その予防法と治療法の確立が喫緊の課題である。我々は、脂肪酸伸長酵素Elovl6の阻害により、インスリン抵抗性、ミトコンドリア障害炎症、線維化といった代謝性肝疾患の発症要因が包括的に改善することを明らかにした。本研究では、Elovl6の阻害による脂肪酸組成変化がNASHの発症・進展を抑制することを実証し、その分子機構を解明することによりNASHの新規予防法・治療法の開発につなげることを目的とする。