研究課題
基盤研究(B)
加齢による身体機能低下は、脳内から放出されるホルモンを介したシグナル伝達の異常に起因する可能性が推測されてきたが、その詳細は未だ謎が多かった。これまでに申請者らは、独自に開発した脳内ホルモン動態解析技術により、加齢に伴って脳内幸せホルモン「オキシトシン」の動態が著明に変動することを世界に先駆けて明らかにした。そこで本研究では、脳内で奏でられる“ホルモンリズム”の変調が、脳の老化に伴う機能破綻とどのように関わってくるかを、マウスを用いて様々な側面から解析、その詳細な機構を解明することを目指す。