研究課題
基盤研究(B)
生体は絶えず様々な環境湿度とその変動(湿度ストレス)に晒されている。特に最近の生活環境では、低湿度の状況が増加しており、この低湿度環境が皮膚の健康と生活の質(QOL)に影響を及ぼしている可能性が示唆されているが、詳細についてはほとんど報告がない。また、環境湿度はアトピー性皮膚炎(AD)などの皮膚疾患の病態に影響を与える要因として認識されているが、湿度が具体的にどのように病態メカニズムに関与しているのかはまだ解明されていない。本研究では、マウスを用いて、環境湿度とその変動が皮膚に及ぼす影響を解明することを目的とする。特に、低湿度が皮膚の恒常性に及ぼす影響と、その背後にある制御機構を明確にする。