研究課題
基盤研究(B)
低栄養は発展途上国だけでなく、嗜好や食生活スタイルにより先進国でも問題となっている。そのため、これまで注目されてきた栄養素の「過」に加えて「不足」が生体に及ぼす影響を理解することは健康寿命延伸の観点から重要である。宿主防御を本来の役割とする免疫系は、代謝系と有機的なクロストークを展開することが近年の研究から明らかとなってきた。免疫系と肥満に関する研究が盛んに行われるようになった一方で、免疫系が低栄養時の代謝制御に及ぼす影響についてはほとんど明らかになっていない。本研究ではこの部分に着目し研究を展開することで、代謝系の新たな制御基盤の構築を目指している。