研究課題
基盤研究(B)
近年の人口知能(AI)の技術革新は目覚ましく、特に自然言語処理用AIである大規模言語モデル(LLM)に注目が集まっている。しかし、LLMは計算量が多く、その電力消費が大きな課題となっている。AI処理の大半は積和算で構成され、従来のAI処理向け専用チップ(AIチップ)では積和算の効率化に主眼が置かれている。本研究では、連想メモリを使用することで積和算をメモリ読み出しに置き換え、高効率のAI処理を実現する新しいAIチップ技術<連想メモリコンピューティング>を提案する。そして本技術をLLMなどの実用的なAIタスクに適用する為のアルゴリズム・回路技術を確立し、FPGAを用いてその有効性を実証する。