研究課題
基盤研究(B)
オープンEDAの登場により、悪意のある者が模倣品の作製や不正回路の混入を行う懸念が高まっている。正規のLSIを識別し安全に利用するために、デバイスのばらつきからLSI固有の値を生成する物理複製困難関数(Physically Unclonable Function, PUF)を用いた真贋判定・鍵生成・暗号化等のセキュリティ機構の実装が有用である。本研究では、オープンEDAを用いてセキュリティ機構を搭載したLSIを設計・利用できるよう、①オープンEDAを用いたPUFの設計手法の確立、②PUF・セキュリティ機構の性能・セキュリティ評価、③セキュリティ機構の設計・利用フレームワークの構築を行う。