研究課題
基盤研究(B)
本研究は、単一光子検出型イメージセンサによるテンソル表現を用いた柔軟な撮像の実現を目指す。このセンサは、非常に高い時間分解能で光子の入射有無を取得可能であり、取得信号に対して再構成処理を行うことで画像取得を実現する。しかし、取得される情報は、ビットプレーン画像群と呼ばれる1ビットという限られた信号である。そのため、従来では時間・空間次元を独立として扱い、一方の次元を縮約して再構成処理をしてきた。これに対して、本研究は、ビットプレーン画像群をテンソル表現することによって、時間・空間次元を統一的に扱うことを可能とし、1ビットテンソルに対する画像信号処理として再考する。