研究課題
基盤研究(B)
カメラから物体の3次元形状を計測することは、コンピュータビジョンの最も大きな目的の一つであるが、光が複雑に伝播する透明物体・完全鏡面物体などを計測することは未だ困難である。そこで、本研究は、透明・鏡面物体を対象とした新たな測距モダリティの確立を見据えた、ピコ秒レベルの超高速な時空間光伝播計測システムの開発を目指す。ピコ秒光伝播計測を行うと、どのフォトンがどの場所からどのタイミングで飛来したかをすべて記録することができるため、シーン中の複雑な形状や光の反射を簡単に解析することが可能となる。これにより、3次元計測技術におけるブレークスルーの足掛けとなることを目指す。