研究課題
基盤研究(B)
研究代表者がこれまでに見いだした「能動的音響計測による把持状態認識」は、物体がどのように触られているのか(すなわち把持状態)を、 体を様々な周波数で振動させその響き具合(共振スペクトル)を見ることによって簡単に認識できるというシンプルかつ強力な基本原理である。本研究ではこの基本原理を拡張し、「時間変化する共振スペクトルを取得・活用するという拡張により基本原理は身体動作・強度をどこまでロバストに認識できるのか?」という問いのもと、その認識対象の範囲を、手指・腕・足・頭部などの動き(すなわち身体動作)とその強度の認識に広げられるか探る。