研究課題
基盤研究(B)
人の対話における非言語行動の機能を解明するための分析法を構築する。非言語行動として、頭部運動、顔表情、視線、相槌に着目し、機能として、話し掛け、強調、反応確認、傾聴、思考、理解、同意等を対象とする。まず、対話収録を行い、機能のラベルを付与したコーパスを構築する。次に機能の分布強度を表す「機能スペクトラム」に対して、非負値行列分解等を用いたスペクトラム分解を行い、モダリティ間・機能間の関連性を表現する「相乗機能空間」を構成する。さらに頭部運動や顔表情などのデータより相乗機能空間上のスペクトラムを推定する深層学習モデルを構築し、更にその結果から対話者の内面感情の予測を行うモデルを構築・検証する。