研究課題
基盤研究(B)
タンパク質の構造変化をリアルタイムで直接観察できる実験手法として、高速原子間力顕微鏡 (高速 AFM) が広く用いられる。高速 AFM で得られる実験画像は、縦方向の解像度は約 0.15 nm と高いが、横方向は 2~3 nm と低いため、実験画像中のタンパク質の詳細な構造や状態を識別することがしばしば困難となる。このような問題を解決するためには、計算科学あるいは情報科学的アプローチが必要不可欠である。本研究では、高速 AFM によって観察されたタンパク質の構造変化を、MD 計算と機械学習を組み合わせて解析するための方法論を開発することを目指す。