研究課題
基盤研究(B)
人はダイエット中にも関わらずケーキを食べたり、締め切り直前まで仕事に着手しなかったりと、必ずしも合理的ではない行動を行う場合がある。これは人が持つ認知バイアスが原因と言われており、人の行動をより良い方向に導くためにはこのような人の特性の不合理性を考慮する必要がある。データ中心のアプローチにおいてこのような人の特性をモデル化するには大量のデータが必要になるが、実際は十分なデータが得られないことが多い。本課題では、実際の人の行動データと人の心理・行動に関わる行動科学の知見を活用することでデータ不足を補いつつ、人の目標達成過程を説明できる数理モデルおよび人の行動を支援する行動変容策の構築を目指す。