研究課題
基盤研究(B)
データを活用した「習熟度に応じた個別最適学習」の実現のため、学習者の能力把握を目指した研究を実施する。具体的には、数学や理科では、問題が解けなかった時、「どの基礎知識が不十分で解けなかったのか」あるいは「基礎知識はあるがどの部分で応用できなかったのか」という「学習の転移」のレベル把握を目指す。理系科目の問題解答過程で得られる様々なデータ(手書きデータ、視線データ、テキスト入力データ等)から、各要素知識(幾何では、中点連結定理、中線定理などの定理)に対する「学習の転移」のレベルを検出し数値化する。取り組む教科としては、「試行錯誤」が表出しやすい科目を対象とする。