研究課題
基盤研究(B)
本研究では大村湾やベーリング海陸棚周辺域を研究フィールドとし、貧酸素化が鉄の分布や化学形態、現場の生物生産に与える影響を解明すること目指す。そのため、陸棚域や内湾域の低酸素・貧酸素水塊観測を実施し、現在の海洋における鉄の化学形態を把握するための調査を行うと共に、人為的に溶存酸素濃度を制御した環境下でFe(II)消失速度を調べ、海洋貧酸素化が進行した際、鉄輸送がどの程度強化されるのか、その可能性について評価する。