研究課題
基盤研究(B)
年間で約1.6億トン排出される下水汚泥・家畜排泄物などの廃棄物系バイオマスの処理には、嫌気性消化などの生物学的処理プロセスが適用されている。しかし、これらのバイオマスの大部分は微生物が分解を苦手とする微生物細胞そのものであり、分解効率が悪いことが問題となっている。そこで本研究では、我々が新たに発見した、難分解性である微生物細胞の分解を共役する嫌気性微生物群の実態解明を行い、それを利用した革新的なバイオマスの可溶化・消化促進技術の開発を目指す。