21世紀イスラーム思想の3つの潮流：近代的普遍をめぐる対立と法典拠の現代的解釈

• 研究課題/領域番号: 24K03178
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分80010:地域研究関連
• 研究機関: 立命館大学
• 研究代表者: 小杉 泰 立命館大学, 立命館アジア・日本研究機構, 教授 (50170254)
• 研究分担者: 竹田 敏之 立命館大学, 立命館アジア・日本研究機構, 准教授 (40588894) ; KHASHAN AMMAR 立命館大学, 立命館アジア・日本研究機構, 准教授 (70814888)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円); 2028年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2027年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2026年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2025年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円); 2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: イスラーム思想潮流 / イスラーム法源学 / 伝統的法学派と湾岸イスラーム / 典拠テクスト解釈 / クルアーン・ハディースの法規定

研究開始時の研究の概要

今日、国際的な価値対立が重要な研究課題として再浮上していることを前提に、本研究課題では、21世紀におけるイスラーム圏の思想動向を解析する。特に、現代イスラーム内部の主要な3潮流（伝統的法学派、湾岸イスラーム、近代主義派）が、近代的な価値に対してどのような立場を採り、典拠テクスト（聖典クルアーンと預言者言行録ハディース）の解釈をどう展開しているか、解釈の内容と方法論を構造的に分析し、今後の3者の拮抗についても展望する。典拠テクストの解釈やその方法論をめぐって、特に重要な論点について、他分野の研究者も利用しうる日本語での参照点を構築する。