研究課題
基盤研究(B)
原子番号104番以上の元素は超重元素と呼ばれ,核融合反応によって人工的に合成される。原子核が一体どこまで安定に存在するかという『原子核の存在限界』や,超重核領域に長寿命の原子核は存在するのかという『超重核の安定の島の探査』など原子核物理において極めて重要な研究が進められている。不感層が薄く,大型で位置有感型のシリコン半導体検出器を新しく開発し、GARIS-IIおよびGARIS-IIIの焦点面検出器に採用し,51Vビームと248Cm標的の反応により合成した原子番号119 番の新元素を,入射ビームおよび標的由来のバックグラウンドと区別して,高効率かつ高確度に新元素を検出できるシステムを開発する。