研究課題
基盤研究(B)
次世代の極低エミッタンス放射光源リングにおいて、ユーザーの求めるあらゆる運転モードにて十分なバンチ伸張性能を実現できるバンチ伸張手法を開発する。本研究ではビーム負荷変動に強い高調波空洞バンチ伸張システムと、フィードフォワード/フィードバックを融合したアダプティブ空洞電圧制御技術とを組み合わせ、従来性能を凌駕する柔軟なバンチ長制御技術の開発を行う。加速空洞については、先行研究の残課題であった高周波ダンパ部の真空・熱性能を実モデルを用いて検証するとともに、詳細な空洞熱構造解析を行う。バンチ長制御技術については数値計算による検証にてアダプティブ空洞電圧制御技術のアイデアを実応用可能な段階まで高める。