研究課題
基盤研究(B)
本研究は、培養面の曲率が細胞内に引き起こす生化学シグナルの活性の変化を調査する。同時に、細胞核の変形および焦点接着斑関連タンパク質の活性との相関を精査する。このために、細胞を2次元環境および3次元環境で培養することができる新しい足場素材を開発する。これらの試みを通じて得られた知見を統合することで、細胞の曲率応答シグナル経路が細胞の形状認識に果たす役割を明らかにし、この機構が2次元培養と3次元培養の間で一般的に見られる細胞の表現型の違いをどの程度説明し得るかを定量的に検証する。