研究課題
基盤研究(B)
半導体加工技術を用いて、微小電極アレイを形成した培養膜を構築し、膜を貫通する多数の微小孔を形成する。この多孔膜を挟むように二つの脳オルガノイドを配置し、微小孔を通じて両者を結合する。結合界面における脳オルガノイドの電気的信号を微小電極アレイにより計測し、脳オルガノイド間の相互作用を解析する技術を構築する。疾患患者由来のiPS細胞から作製した脳オルガノイドを本技術に適用すれば、高次の神経疾患モデルの解析が可能となり、疾患発症メカニズムの解明や革新的治療薬の開発への貢献が期待できる。