サイズの精密制御に基づく薬物送達システムの設計と脳腫瘍に対するX線治療への展開

• 研究課題/領域番号: 24K03274
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90120:生体材料学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 内藤 瑞 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (50755329)
• 研究分担者: 持田 祐希 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (60739134) ; 吉岡 耕太郎 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任助教 (70780641) ; 田村 郁 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 講師 (70629146) ; 中村 乃理子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (80910174)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2027年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2024年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
• キーワード: DDS / X線治療 / 脳腫瘍

研究開始時の研究の概要

脳腫瘍に対するX線治療の有効性向上と正常脳での副作用低減を目指し、「血液-脳腫瘍関門を通過して脳腫瘍内へと移行する薬物送達システム」と「脳腫瘍には移行せずに脳内の 血流中に留まる薬物送達システム」を活用したX線治療戦略を開発する。
具体的には、サイズ制御性に優れた薬物送達プラットフォーム技術を用いて血液-脳腫瘍関門を通過可能なサイズの最適値を明らかにすることで、脳腫瘍内への移行性を制御し、X線治療効果を向上させるX線増感剤や、X線照射ダメージを低減させるX線防護剤の送達先を任意に制御することで、治療効果と安全性を両立した脳腫瘍へのX線治療戦略を開発する。