pH感受型ベタインを側鎖とするがん指向性高分子の理論的構築と薬物担体への展開

• 研究課題/領域番号: 24K03283
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90120:生体材料学関連
• 研究機関: 京都府立医科大学
• 研究代表者: 武元 宏泰 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10709249)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2027年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2026年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2025年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2024年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
• キーワード: がん / 高分子 / pH / ベタイン / ドラッグデリバリーシステム

研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、pH感受型ベタインを側鎖とするがん指向性高分子の理論的構築と薬物担体への展開である。抗体等はしばしば有効な抗原やタンパク質に乏しいがん種には不適であるため、それとは異なるアプローチに基づくがん指向性薬物担体の開発が求められてきた。そこで本研究では、申請者が独自に開発したpH応答性ベタイン構造を基盤とし、多くの固形がん種に共通の弱酸性環境を認識して優れたがん送達能を発揮するがん指向性薬物担体を開発する。がん集積・深部浸透性を確認した上で、薬物結合体とした際の薬効や副作用を検証し、抗体等と同等以上のがん送達能を有する革新的薬物担体の分子設計指針の開拓に挑む。