胆道がん腫瘍微小環境の再構築による次世代オルガノイドの開発

• 研究課題/領域番号: 24K03285
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90120:生体材料学関連
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 齋藤 義正 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (90360114)
• 研究分担者: 新井 恵吏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (40446547)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2026年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円); 2025年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円); 2024年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
• キーワード: 胆道がん / オルガノイド / 腫瘍微小環境

研究開始時の研究の概要

現行のオルガノイド培養では、がん関連線維芽細胞（CAF）や免疫細胞などの間質細胞が除かれてがん細胞のみが培養されているため、免疫療法を含めた治療薬の真の効果を解析することが困難である。本研究では、様々な胆道がん症例における間質細胞に注目し、オミクス解析やニッチ因子の解析などを行うことで、胆道がんの進展に伴うがん-間質相互作用を解明すると共に、胆道がんオルガノイドとCAFおよび免疫細胞を共培養することにより、腫瘍微小環境を再構築し、次世代のオルガノイドを開発する。胆道がんに対する免疫チェックポイント阻害薬を含む治療薬の効果を評価できるモデルを構築し、革新的な個別化医療の基盤を確立する。