研究課題
基盤研究(B)
研究代表者らは,糖尿病血管合併症の新しい診断指標を目指し,超音波後方散乱の周波数特性計測による赤血球集合度計測に関する研究を進めてきた.これまで,ヒト手背静脈に対するin vivo計測において,赤血球集合体サイズに十分な再現性が得られていなかった.本研究では,赤血球集合サイズ計測の再現性を向上させるために,超音波ビーム焦点領域内に存在する複数の散乱体からの散乱波を考慮したモデルを検討する.さらに,健常成人と糖尿病患者に本手法を適用することにより,糖尿病血管合併症との関連性を調べる.