研究課題/領域番号 |
24K03356
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
安倍 里美 神戸大学, 人文学研究科, 講師 (50882685)
|
研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | メタ倫理学 / 規範性 / 復讐 / 相互性 / 行為の理解可能性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究が扱う問いは、復讐という行為が理解可能であるのはなぜかであり、それを通じて、報いという考え方と深く結びつけられた道徳的義務の要求的性格を決定づける、義務の規範的構造を明らかにすることを目指す。本研究の背景には、理由を中心概念とした現代の倫理学が、目的論的規範性の限界を強く自覚することなく議論を進めた結果、義務の規範性の現れが持つ特徴をその理論のうちに十分組み込むことができず、義務的規範性に対する人々の反応を歪曲した仕方で説明せざるをえなくなってしまっていることがある。 本研究の目的は、目的論的規範性を基調としつつ、義務的規範性の現れを有機的に含みこむ道徳性の全体像を描くことである。
|