| 研究課題/領域番号 |
24K03391
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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| 研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
宮嶋 俊一 北海道大学, 文学研究院, 教授 (80645896)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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| キーワード | ハイラー / オットー / 宗教現象学 / 芸術運動 / 宗教運動 / フリードリヒ・ハイラー / ワイマール共和制期 / 非合理主義 / 精神分析 |
| 研究開始時の研究の概要 |
宗教と科学が対立するという見方の根幹には、宗教の本質が「非合理的なもの」であるという考え方がある。それは古くから存在してきたが、20世紀前半、特にワイマール共和制期ドイツの宗教学者・神学者であるオットーやハイラーらにより学問的にも堅固となり、その後に継承された。それは当時の宗教において本質的とされただけでなく、それを探究する宗教学の方法論にも影響を与えた。本研究は、これまでのハイラー研究を基盤とし、同時代の宗教学者・神学者に関する文献資料を精査し非合理主義的宗教学の形成過程を辿ると同時に、当時の諸宗教運動・芸術諸運動に関する資料も確認することで「非合理的なもの」の形成過程やその影響を解明する。
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| 研究実績の概要 |
宗教と科学が対立するという見方の根幹には、宗教の本質が「非合理的なもの」であるという考え方がある。この考えは古くから存在してきたが、20世紀前半、特にワイマール共和制期ドイツの宗教学者・神学者であるルドルフ・オットーやフリードリヒ・ハイラーらにより「学問」的にも堅固なものとされ、その後に継承された。それは当時の宗教において本質的とされただけでなく、それを探究する宗教学の方法論にも大きな影響を与えた。本研究ではそのような「非合理的なもの」の形成過程とその影響について先行研究を踏まえつつ、当時の時代・社会状況や学問状況を鑑み明らかにする。本研究はまず学問史的な研究として重要な意味を持つ。すなわち、宗教学の形成過程に関する歴史的研究ということである。ただし、本研究はたんに当時の歴史的状況を明らかにするのみならず、今日的な課題(科学的宗教学と現象的宗教学との対立)に向き合う上で必要となる根本的な問題を明らかにするという意味を持つ。 昨年度はオットーやハイラーの著作における「非合理的なもの」に関する記述を整理すると同時に、必要となる史料についても確認を行った。マールブルク大学を訪れ、付属図書館やHeiler Archiv (Nachlass)・Otto Archiv (Religionskundliche Sammlung)で関連資料を調査する予定であったが叶わず、代替策としてライプツィッヒ大学付属図書館などで資料収集を行うと同時に、所属機関の大学図書館を通じて国内外の資料を集めることに努めた。また、資料を読み込み分析した成果を日本宗教学会などで発表し、さらに所属大学の紀要等で公表した。未公刊の資料に拠りながら、「非合理的なもの」という観点からドイツの宗教学史、宗教運動史を捉え返すという試みはこれまでにないものであったと言える。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
昨年度は主として研究に必要となる資料の収集を進める予定であった。その目標はある程度達成されたものの、当初予定していたマールブルク大学での調査はできなかった。また、オットーやハイラーに詳しいゲッティンゲン大学所属のフリッツ・ハインリッヒ氏から情報収集を行う予定であったが、先方の都合によりこれも叶わなかった。ただし、現状で集めることができた資料をもとにした中間報告として、学会での口頭発表や紀要での論文公刊などの目標は達せられたため、計画の遅れはそれほど大きくははないと判断し、「やや遅れている」とした。
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| 今後の研究の推進方策 |
2年目も国内外での資料収集を進める。また収集した資料の分析を進め、それを中間報告の形で日本宗教学会や所属大学の紀要等で公表する。とりわけ、ワイマール共和制期における諸宗教運動、諸学問、諸芸術運動における非合理主義についての調査・研究を進めたい。オットーやハイラーが活動していたワイマール共和制期はキリスト教教会のみならず、教会外の諸宗教運動が活発に活動していた。そうした状況をニッパラダイ(Nipperdey, T.,Religion in Umbruch Deutschland 1870-1918, C.H.Beck, 1988)は「流浪する宗教性」と呼んだが、そうした教会外宗教運動の非合理主義的傾向に関しても、収集した一次資料からその内実を明らかにしていきたい。
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